読谷村立美術館 | 2015・4・11 〜 5・17 |
読谷プロジェクトでは、丸木位里・丸木俊の共作「沖縄戦・読谷三部作」と、琉球弧を記録する会制作の「しまくとぅばで語る戦世」の写真展示および証言映像の上映を行います。
1945年4月1日に米軍が上陸した読谷村では、眼前に迫る敵に動転した人々が、ガマ(避難壕)でいわゆる「集団自決」に追い込まれるなどの凄惨な状況がありました。チビチリガマ・シムクガマ・残波大獅子の三点で構成される「沖縄戦・読谷三部作」は、丸木夫妻が1987年に読谷に滞在して、村民の協力と戦争体験者の証言をもとに、あるときは村民をモデルとして描いた作品です。この作品が読谷村で展示されるのは制作以来初めてとなります。
鬼気迫る三部作と、そこで描かれた地獄を生き延びた人々が戦世の記憶をシマの言葉で語り始める表情と声。これらが激しく共振する空間に立つ時、「この場・この時」の持つ力を感じずにはいられません。
2015・5・2(土)14時〜
2015・5・9(土)14時〜